会話泥棒にご用心

食事を美味しくする極上のスパイスは会話である。こんな台詞(何かの諺?)をアニメ「ルパン三世」の作中で観たことがあります。マディソンのような酒場においてもまた同様といえます。会話とは意思疎通をするためのコミュニケーション。楽しい会話とは当然相互の意思疎通が基本です。ただしこの均衡が崩れどちらか一方的になったときは往々にして楽しいものではなくなってしまいます。

◎図式1

喋る ≫ 聞く

上司と部下でお酒を飲んだ場合、上司が一方的に「昔話」,「自慢」,「説教」が始まると部下はダンマリ‥これではたまったものではありません。非常に分かりやすい図式。

◎図式2

喋る、話をかぶせる ≫ 聞く、話を奪われる

会社などでは「会議」,プライベートでは「酒場」などの場面で人が話をしようとすると会話をかぶせて替わりに喋る人。周りは非常に聞き苦しい状況。これぞ「会話泥棒」

図式1,2ともにお喋りで話をかぶせるタイプの人は「無自覚」で「悪意がない」ことが多い。ややもすれば相手の替わりに話してあげるという歪んだ親切心から話をかぶせる場合もある。ゆえにタチが悪く周囲も指摘しづらく半ば諦めてしまいます。

コミニュケーションにおける醍醐味とは相手との意思疎通において「楽しさ」や「喜び」を共有すること。時に「悲しみ」や「苦しさ」を共感することで人と価値観を分かち合あうのではないでしょうか。書いてしまえばごく当たり前のことが実践しようとすると難しい。これは「譲り合い」や「思いやり」などちょっとした気づかいが必要になるからです。

まるでミュージカルのような‥

夜毎、マディソンのカウンターでは夜光虫のようにお客さんが集まりワイワイしてます。店の空気を作るのはスタッフであることは間違いないのですが実はスタッフよりも空気を作る大きな要素はお客さんであることをご存知でしょうか。つまりお客さん一人一人が参加型のキャストであり演奏者なのです。といって何も緊張して強制的に演じる訳ではありません。より楽しむためにはまずリラックス。そして会話は少しの配慮と優しさです。その配慮と優しさが結集すると最高のハーモニーとなり愉しく想い出深い夜が演出されます。

「会話上手」上質な空間のエッセンス。話すよりまず耳を傾ける。

「会話泥棒」酔いすぎた自身への自戒もこめて

Night Pub MADISON

「横須賀ストーリー」が発売された昭和50年代、横須賀ではディスコやクラブ、バーが軒を連ねていました。街にネオンが灯る頃、酒場では仲間たちの笑いや語らい、男と女の出逢いや涙、そこにはいつも歌が寄り添っていました。「マディソン」は古き良き酒場「ナイトパブ」の進化型。老若男女国籍を問わないちょっぴりお洒落で人情に溢れた空間です。肩肘張らないママとマスターが日替わりで皆様をお迎えいたします。

0コメント

  • 1000 / 1000